最近の新築住宅の外壁材に多く使用されているサイディングボードの基礎知識についてご紹介します。素材別に耐用年数が異なる為、塗装や補修のメンテナンス時期をむかえたら適切にメンテナンスを行いましょう。
1. 窯業系サイディング
●特徴
粘土を主成分としており、焼成されているため自然な風合いがあり、高い耐久性を持つ。
美しい質感と耐候性があり、変色しにくい。
●塗替えと補修のメンテナンス内容
・塗替え: 通常は塗り替えが必要ないが、外部の劣化が進んだ場合、専用の塗料で補修が可能。
・補修: ひび割れや傷のある部分を専用の補修材で埋め、必要に応じて表面を磨いて仕上げる。
2. 木質系サイディング
●特徴
天然木を使用しており、自然な風合いと温かみがある。
通気性があり、調湿効果が期待できる。
●塗替えと補修のメンテナンス内容
・塗替え: 天然木は劣化が進みやすいため、定期的な塗り替えが必要。
外部への影響が大きい場合は頻繁な塗り替えが必要。
・補修: 木部の腐食や傷、割れなどが見られた場合、専用の補修パテや塗料で補修する。
3. 樹脂系サイディング
●特徴
合成樹脂を主成分とし、軽量で取り扱いが簡便。
耐久性があり、メンテナンスが比較的容易。
●塗替えと補修のメンテナンス内容
・塗替え: 長期暴露により色あせが生じることがあるため、劣化したら塗り替えが推奨される。
・補修: 表面の傷やひび割れに対しては、専用の補修剤やパテで対処が可能。
4. 金属系サイディング
●特徴
アルミニウムやスチールなどの金属を使用し、耐久性が非常に高い。
防火性や耐候性が優れている。
●塗替えと補修のメンテナンス内容
・塗替え: 金属特有の劣化や錆びが生じた場合には、専用の防錆塗料や塗り替えが必要。
・補修: 表面の傷や凹みは専用の補修材やペイントで対処可能。大きな錆びや穴が開いた場合は、専門家に修理を依頼することが望ましい。
