外壁塗装関連|建物の外観から外壁材の種類を見抜く方法|東松島市エリア

外壁塗装を行う住宅の外壁には、さまざまな種類の建築資材が使われますが、見た目だけではその材料を正確に判断するのは難しいです。使用されている外壁材を正しく認識することは、将来のメンテナンスや修繕計画において必要です。メンテナンス方法は外壁の種類によって異なるため、所有する建物の外壁材を把握しておくことは欠かせません。

今回は主な外壁材の種類とその特徴、見分け方についてご紹介します。

■窯業系サイディング

□特徴

セメントや繊維質を原料とした板状の外壁材。

レンガ調やタイル調、木目調、石目調など多様なデザイン。

価格が安く、耐火性が高い。

□見分け方

455×3030mm程度の大きさで、目地が目立つ。

幕板が目地を隠す場合がある。

■金属系サイディング

□特徴

ガルバリウム鋼板やアルミ、スチールなどの金属を使用。

耐久性が高く、腐食に強い。

□見分け方

目地があまり目立たず、シンプルなデザイン。

窯業系サイディングよりも機械的な印象。

■樹脂系サイディング

□特徴

塩化ビニル樹脂を原料としたサイディングボード。

耐久性に優れ、メンテナンスが少ない。

□見分け方

コーキングを行わずにボードを張り合わせている。

■木質系サイディング

□特徴

木材を加工した薄い板状の外壁材。

天然木の風合いを楽しめるが、腐食に弱い。

□見分け方

天然木の質感があり、特別な知識がなくても判別可能。

■モルタル

□特徴

職人が直接壁に塗って仕上げる外壁材。

色や模様の自由度が高いが、経年劣化によるひび割れが課題。

□見分け方

目地がなく、シームレスな仕上がり。

■タイル

□特徴

粘土などを焼き固めた外壁材。

耐久性が高く、重厚感や高級感がある。

□見分け方

目地とタイルが一体化していない。

■ALC

□特徴

発泡剤を混ぜて軽量化されたコンクリートパネル。

耐火性や断熱性に優れているが、防水性が低い。

□見分け方

シーリングで処理されている場合が多い。

最近の住宅では、外壁材の種類も多様で、色柄も豊富です。外壁材を見分けるためには、それぞれの素材が持つ特徴や違いを把握することが重要です。また、目地の有無や目立ちやすさ、方向、位置、叩いたときの音なども判断のポイントとなります。

各外壁材には耐用年数や特性などが異なりますので、メンテナンス計画を立てるためにも、外壁材を知っておくことが必要です。

 

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